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○ 悪意

ママと手をつなぐ幼児や
寄り添う老夫婦

愛は眼に見えることがあるが
同じように 悪意も見えることがある

売り言葉に買い言葉
昔の話を蒸し返し
相手の不備な点を攻撃する

人は 悲しいことだが
恨みや怒りは なかなか忘れないものだ
お世話になった恩は すぐに忘れるのに

かつて戦場で戦った敵同士が
戦後数十年経って邂逅し
涙を流して 抱擁する光景がある

殺し合いをしたのに
そこには個人的な恨みがなかったからだ

同じ 地獄を味わい 
青春を時代に奪われた若者同士

そこには 涙と抱擁しかありえないのだろう

考えてみれば 我々はみな
同じ時代を過ごす 戦友同士

恨みや怒りに支配され
わざわざ敵にすることはない
至らないところがあるのは当たり前
それを補うのが 同時代の戦友の
あるべき姿だ

他人に悪意を持つならば
恥ずべきなのは 
まず自分自身かもしれない
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