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○月夜の晩

月夜の晩が好きだ
流れる薄雲に見え隠れする月など
時間を忘れて見とれてしまう

同じ月を見上げても
感じるものは十人十色
山中鹿之助は 艱難辛苦を与えたまえ と祈り
落語では 狸でも浮かれ出てきそうだ と語る
月にウサギを思う人に
アポロ13号の群像劇
本当に千差万別

同じ物事を 同じには感じない
それが 人間なのだろう
だから 自分のことは誰も分かってくれない
それが真実だ
自分だって 他人のことなど分からないからだ

知っていてくれるのは
神さま仏さま
苦しいことも
悲しいことも
がんばったことも
サボったことも
喜びも
驕り高ぶりも
全部ご存知

宮沢賢治の童話では
月が上ったのに気が付いた
柏の木がおわびする

「おつきさん、おつきさん、おっつきさん、
 ついお見外みそれして すみません
 あんまりおなりが ちがうので
 ついお見外れして すみません。」と

神さまは そのお月さまと同じ

私たちが 気づかないでも 
いつも見守っていてくださる

そんな気がしてなりません
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