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○ 眼がくらむ

衝撃的な経験をすると
人は 目がくらむ

維新の元勲たちは
欧米視察したかしないかで
その見識を天と地ほどに別った

その両方が それなりに正しいのだが
大久保利通らの 外遊組は
欧米の圧倒的な存在感を 肌で感じ
眼がくらんだに違いない

視野は狭くても 本質や現状に立脚する
西郷隆盛らの 残留組の見識も 
あながち否定はできない

あれほど 幕末明治の日本人を
鮮烈に描き出せた 司馬遼太郎も
自身が その渦に巻き込まれた昭和史に関しては
やはり 眼がくらんだとしか思えない

人生 悲しいこと 悔しいこと
騙されたり 失敗したり
裏切られたりと
衝撃的な事態には 事欠かない

その心の傷の深さによって
眼がくらみ
客観的 合理的な判断や評価ができない
それが人間だろう

他人のことなら 冷静になれるが
自分のことは 血が頭に上る

やはりそこでも無我が必要だ

感情やルサンチマン 劣等感を
一回 棚の上に上げておいて
他人のこととして 見つめなおせば
自分の目のくらみに 思いが至る

過去にとらわれても
何も生じない

諸行は無常なのだ
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