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○ ありがとう

ダウン症という障がいを負って
生まれて来た兄は

40年の生涯の最後
白血病で亡くなりました

お世話になった学園の
園長先生の教え通りに

「ありがとう」
と 最後まで言い続けて 
息を引き取りました

不思議なことに
亡くなる少し前に

眼を見開いて
天井の方をキョロキョロと見ていたそうです

心清いままの生涯でしたから
迎えの天使たちを見ることができたのでしょう

役に立つか立たないか
そうした有用性の物差しだけで見たならば
何の役にも立たなかった生涯です

しかし 人は何度も生まれ変わってくる
生き通しの魂です

色々な時代に 様々な境涯で生まれ
多くの経験を得るために
生まれてくる

そうならば どんな人生にも意味はあります

障がい者として生まれ
不自由な人生の中で
感謝の心を学び

愛とは何か
感謝とは何か
それを家族や
周囲の多くの人々に
学びとして与えた人生

どんな人生にも意味はあります

笑顔と「ありがとう」の感謝の心
それしか 兄にはできませんでしたが
それでも 多くの仕事を
この地上で成し遂げたと思います

少なくとも
我が家族は 兄がいなかったら
鼻持ちならない そんな人間ばかりだったでしょう

ある意味 身を捨てての生涯
愛の生涯を
障がい者の方々は担っているのでしょう

自分には何もできない

そう思う人も多いかもしれません

しかし 笑顔は浮かべられます
ありがとうと感謝することも可能です

誰であっても 
愛に生きることは可能なのです

それを 身を挺して 示す魂たちが
不自由な肉体に宿って
たった今も 奮戦している

そんな風に思っているのです
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