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○ 洞爺丸台風

青函連絡船の「洞爺丸」は
台風で沈みました

日本海難史上最大の事故で
死者・行方不明者は 千名を超えました

その犠牲者の中に
二人の キリスト教の宣教師が含まれています

彼らは 沈みいく船の中で
自分の救命胴衣を脱いで 
それぞれ 子供たちに着せてあげました

子供たちは 助かって
それぞれの保護者が新聞社に知らせた結果
彼らの行動が 世に知らしめられました

人は 生死の関頭に立つと
その本性を明らかにします

生命を粗末にしない
生き残る努力をする
これは尊いことで 当たり前のことです

しかし それは動物でもすること

自分の生命よりも
もっと大事なものがあることを
知っているかどうか

そして
黙って死んでいけるか
他者のために 生命を捨てられるか

頭脳ではわかっていても
その現場に立たなければ
自分がどうするかは
本当には わかりません

救命胴衣を脱ごうと決意した彼ら
どんな気持ちだったのか

宣教師としての名誉のためか
生き残って指弾されることを恐れたか
見苦しいまねをしたくなかったか

そんな気持ちが 
どこかに少しくらいは 
あったかもしれません

でも 彼らはその人生を通して
愛に生きよう
愛に死のう
そう心に刻んできたはずです

生死の関頭にたち
その「愛」が激しく燃え上がり
そして その「愛」がくじけないように
短く鋭く 神に祈り
微笑みとともに
救命胴衣を脱いだに 違いありません

いかなる悲劇の中にあっても
愛の思いと行為は
モノクロの悲劇の中で
まるでその場面だけが
総天然色であるかのように
光り輝きます

神は愛なり
そしてまた 神の子である人間もまた
愛の存在であることに
絶対 間違いはありません
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