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○ 愛をもって撃て

映画「二〇三高地」の冒頭

風吹きすさぶ 満州の荒野
銃殺刑の場面です

処刑されるのは 二人の日本人
横川省三と沖 禎介
シベリア鉄道の爆破を企図して捕縛された
スパイです

柱に縛られた二人に対して
最後の要望が訊ねられました

沖は 一服のタバコを所望します
横川は こう答えました

私の胸のポケットには
100ルーブル入っている
これを 貴国の赤十字に寄付されたい

銃殺隊指揮官は
皇帝陛下と臣民に代わって感謝すると

銃殺隊に対して 小声で命じます
「愛をもって撃て」と

苦痛を感じさせないように
きちんと心臓を狙うように指示したのです

映画のこの場面には脚色もありますが

捕らわれた 横川さんは
実際に 赤十字への寄付を申し出られました

当地のロシア人社会に衝撃が走り
助命運動にまで発展したのは事実です

敵味方に分かれようと
人類愛だけは共通です

破壊工作を企図した 憎いスパイ
それが 博愛の精神に富む事実

それに応えるロシアの博愛

未だ 騎士道精神が 戦場に存在した頃の
お話です

「愛をもって撃て」

やはり 愛に敵はありません

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