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○ 愛のバトン

「餓島」と呼ばれた 
ガダルカナル島でのことです

2万の戦死者のうち
戦闘で戦死したのは わずか5000名
残りの15000名は 餓死しました

わずかな食料の有無が
生死を分かち

人間の 醜い面も
そして 光る人類愛をも
その両方が 見られたそうです

その中の
「極悪非道の岡部隊」の
「ヒゲの鬼上等兵」と恐れられた 
高崎伝上等兵の話です

ある時 山中で 
かなり弱った兵隊に遭遇します

懇願されたこともあって
高崎上等兵は
靴下一本分のお米を
その兵隊に分けてやりました

土下座されての感謝

住所と名前を教えてください
国に帰ったら 必ずお礼をいたします

聞いた上等兵は

オレも他人に助けられた
だからそのバトンを
今度は アンタが他人に渡してくれ

そう言って その場を立ち去ったそうです

満ち足りた環境でなら
いくらでも 他人に愛を与えられるでしょう

しかし 極限の地獄の環境で
本当に 他人に「与える」ことができるかどうか

それは 地獄を味わった人でなければ
分かりません

その餓えた兵隊が
無事に故郷に帰れたのか
バトンを他人に渡せたのか
それは分かりません

しかし
地獄の戦場で
善意と愛に触れることが出来た
それだけは間違いがないでしょう

極限の地獄でも 存在しえた
愛と善行

人間とは 
まだ 捨てたもんではありません

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