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○ 愛と悲しみ

亡き私の父の人生には
艱難辛苦が 散りばめられていました

小学生で両親を亡くして
幼い弟妹と残され

病気で勉学の道を閉ざされ
障害も負います

大東亜戦争に従軍して
シベリアに抑留

無事に日本に帰ってからも
弟妹こそいるものの
帰るべき場所もありません

ようやく結婚して
人並みの家庭を営むも
待望の長男は 障害を持っていました
(それで次男は こんなんです)

あの旧約のヨブのようだ
そう評された方もいたくらいです

これだけ艱難辛苦があれば
神をうらみ 人や時代をうらんでも
仕方ないかもしれません

しかし 父はそこから
やさしさを掴み取りました

愛の心 慈悲の心

鍛えるためには
悲しみや苦しみの門を
くぐる必要があるそうです

その門をくぐることができず
悲しみや苦しみに
押しつぶされる人もいます

うらんで ねたんで 怒って

環境を考えれば
そうなっても 当たり前の人もいるでしょう

でも 同じ苦しみから
慈しみの 優しい眼を持つ
「愛」を学ぶ人もいるのです

自分が 身をもって
「悲しみ」「苦しみ」を知っていれば

他者の悲しみ苦しみをも
敏感に感じ取ります

感じ取れば
理屈ではなくて
心が 動かざるをえないのです

思わず 手を差し伸べてしまう

これが 同悲同苦の心であり
慈悲心であり
愛である

そう思います

悲しみ 苦しみは 慈悲心への門であり
「愛」の 入り口なのかもしれません
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