○ 青い鳥

メーテルリンクの童話「青い鳥」
子供のころに 読んだ記憶がある

幸せをもたらす「青い鳥」を探して
兄妹が旅を重ねる童話だ

様々な旅を続けて
最終的には 我が家にその「青い鳥」がいた
そういうラストだと思う

「何かを得たら 幸福になる」
お金であれ
地位であれ
名誉であれ
何かを得たり 与えられたりすれば 幸福になる
そういう風に思い
自分の「青い鳥」を探す人も多かろう

しかし各人の「青い鳥」は
やはり自分の家にいる

それは 幸福は自分自身でつむぎだすものだからだ

他人から ご褒美のように与えられる幸福など
まるで切花のようだ
その美しさは やがて陽炎のように消えていく

だが 自分自身で作り出す幸福は
しっかりと大地に根を張って
倒れることも 枯れることもない

小さくても 自分自身で築き上げる幸福
これが我が家にいる「青い鳥」だろう

それは眼に見える「財産」や
あるいは「地位」や「名誉」という
たぐいの物ばかりではない

経験という名の「叡智」や

「愛」の深さであり
その結晶としての「徳」であったりする
あるいは 人の縁という「人財」ともなる

財産は磨り減り
地位や名誉は奪われるかもしれない

しかし智慧は奪われることはなく
愛は枯れることはない
徳の高さは その輝きを失わず
人の縁は決してなくならない

「青い鳥」は 我が家にいる

それを見出せるかどうか

眼に見えるものだけを 追い求める者には
少し難しいのかもしれない
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