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○ 金の切れ目

飲み屋の姉ちゃんに 入れあげても金の切れ目が 縁の切れ目羽振りがいい時には 人が群がるが金の切れ目が 縁の切れ目小遣いをやれるうちは 子も孫も寄り付くが金の切れ目が 縁の切れ目まあたしかに それも事実だ眼に見える物 触れるものそんなのばかり追いかける人は得をすると思えば 群がるし得しないと思えば 蜘蛛の子を散らすように逃げていくでも世の中 そんな現金な人間ばかりでもない眼には見えないが 大切なもの...

○ あの世

あの世があったら 大変だ一生かけて 追いかけた地位に名誉に財産にそして一番大切なはずの 自分の生命そんなものが全部 色あせるあの世に 持って帰れるものだけが 価値を持つ自分の心だけだたしかに世界は悲劇で満ちていてどこで生まれたかで 天地の差だ金持ちか貧乏か先進国か発展途上国かそれはそれは ひどい格差がある暴力を使ってでも 平等にしたくなるだろうでもあの世があるなら また見方も変わる何度も生まれ変わ...

○ 大事なもの

日本は 世界から尊敬されている日本は 畏怖されている平和国家だからでもある経済大国だからでもあるでもこんなのは 大したことがない世界が 日本を尊敬するのは偉大な戦士の国だったからだ勇敢なサムライがいたからだ眠れる獅子の清国と無敵陸軍のロシアを破り世界を相手に大戦争を繰り広げ数百年続いた欧米の植民地支配を一撃で粉砕し戦勢非なるを見れば爆弾を抱いて敵艦に突っ込みあるいは 最後の一兵まで戦い抜く硫黄島の...

○ 失望の楔

悪魔が店じまいで使っていた道具を売り出した一番高い値段なのは使い込んだ 楔(くさび)この「失望」の楔を心に打ち込めばその後から どんなモノでも入り放題だ怒りにそねみ悲しさに自己憐憫やる気をなくさせ絶望へと至るあの「八甲田山死の行軍」で有名な雪中行軍での大量遭難「天は我々を見放したか」指揮官の 絶望の一言を聞いて多くの兵が その場で生命を落とした自殺したのではない絶望で 生命の火が消えたのだどのよう...

○ 思い上がり

ほめれば頭に乗り けなせば落ち込むまあ 人間の扱いは難しいでも 大なり小なり みな同じだ小さな失敗で 自己卑下に陥り小さな成功で 有頂天になる自己卑下の惨めな自己像は 不幸を招き有頂天だと 思い上がって 破滅を招く誰であっても同じ理想としては小さな失敗に動じず それを教訓となし大きな成功に心惑わされず 小さな成功をコツコツと重ねるこれが出来れば最高だまあ そんな理想が実現しないからこそ人は 何度も...

○ 悪くない

自分だけが 一方的に悪いことなどほぼないだろう大抵は 相手にも責任があるし世の中や 時代が悪いことも多いいい結果も 悪い結果も自分だけに責任があるわけではないそれはそうなのだが人間は弱いものだから自分の責任が直視できない他人や時代のせいにして自分のことは棚に上げる何度も同じ失敗が生じるならやはり 自分の問題点はそこにあるそれを直視しなければ永遠にそれを繰り返すのだ父親との葛藤が 上司との諍いにつな...

○ 知ってても

愛が大事だと誰でも知っている優しさや 思いやりが大切だとこれも みんなが知っている怒りの毒やねたみや嫉みそんなのがダメだと子供でも知っているでも 悲しいかな知っているのと できるのでは無限の距離があるいざとなったら知らないフリ忙しいからと 言い訳もする誰であっても同じだ知ってはいても できないのだ愛の実践も優しさも 思いやりもそして怒らないこともねたまないことも簡単だと思うことほどできないのだ口先...

○ 中道

釈尊は スジャータのミルク粥一杯で「苦楽の中道」を悟られた苦行で骨と皮だけになった肉体に干天の慈雨の如く 栄養が沁み入り苦行の無益を悟られたのだ釈尊の王舎城ならずとも享楽の中には 悟りや安らぎはなくまた苦行ならずとも肉体的疲労の極致に智慧の灯りは見えないだろう享楽の中だけでも肉体の酷使のみでも 真の幸福には至らない張りすぎれば 琴の弦は切れ緩んでいたのでは 琴は鳴らない苦楽の中道は 現代の我々にと...