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○ 愛の命綱

若いうちには 絶対に分からない自分の人生にも 確実に限りがある人間の死亡率は 100パーセントだ懐かしい人たちがだんだんと この世を離れることになるとようやく 自分の人生のその先を考えるようになる仕事を離れれば 人脈はぐっと少なくなり趣味のサークルで人脈を増やそうともやはり 徐々に知己は減っていくやがて 懐かしい人々は全て 追憶の中本当に残るのは家族だけとなる家族という単位を神さまから与えられたの...

○ 敗れてはならない

子供が いじめで自殺することほど悲しいことはないそんな悲劇に至るまでの苦悩残された親御さんの絶望そして いじめた側の心の闇いじめを見抜けなかったことこれも苦悩するだろうサインはあったろうに見落としたことこれも 悔恨は深い「なぜ 言ってくれなかったのか」そう かき口説きたくもなるだろうしかし 悲しいことにいじめにあった子供たちは親に対する「愛」ゆえに 言えないのだ大好きな両親が 自分のいじめで悲しま...

○ 一家団欒

豪華なレストランで贅を尽くした料理を堪能したがなぜか 心の中で足りなさを感じた一生に一度 味わえるかどうかそんな豪奢な晩餐なのになぜか 空しさに近い感覚すらある普段の牛丼や卵かけご飯に慣れている胃袋が高級な料理に 馴染まないだけだったかも知れないだが 普段の 貧しい食卓その方が 満ち足りて幸福な気がしたのだその違いは やはり「愛」だどんな豪華な食事でも一人だけでは空しいディケンズの小説「クリスマス...

○ 許す

「生かす愛」よりも高次なのが「許す愛」凡人には なしがたい愛誰しもある 心に刺さった棘過去の自分の「罪」や失敗体験ああした方がよかったこうすればよかった と棘の刺さった心からは血がにじんだまま自分のことが こんなにも許せないのだから他人のことなど 許せるはずもないどう考えても 自分に非がないように見えあるいは 隕石が落ちてきたかのような降って湧いた悲劇恨み心に裁く心だが そんな時こそが 勝負本当に...

○愛は自他を超える 

前後になって歩いているシルバー世代のカップル手をつないでいる 若い恋人たち イオン結合のように男女陰陽で つながっている愛は 自他の垣根を越えて一体になる友人でも同じ縁の遠い人同士では同席するだけで緊張する会話は ぎごちなくまるで 遠まわしの探りあいとなるでも 同じ釜の飯を食った仲あるいは戦友だとまるで 自分と同じ半身のようになる緊張も建て前も必要なく本音と愛だけがある人は孤独だ産まれてくる時も死...

○悔恨

今にして思えばもう少し 親父と遊んでやれば良かったとは思う酒でも一緒に酌み交わしたらさぞかし喜ぶだろうに昔の話を聞いてやったら良かったのにもう 手の届かない所に行ってしまったから繰り言でしかないのだが それにしても今になればこそ 思うので若い頃の自分には出来ないし親父と絡むなんて思いもしないやはり 後になってから初めて気がつくことばかりだ全てを知って全てをコントロールしているそんなつもりでも本当は...

○ 愛されるよりも

赤ちゃんは ひとりでは 生きていけないだから 可愛がってもらえるように愛らしいのだそうだもしかしたら若い女性が 花のようであるのも同じような理由かもしれない愛してもらうために努力を重ねる人がいる外見や容姿豊かさや地位名誉や有名さそれは誰でも同じだろう愛されないよりも愛されたほうが幸せに感じるだが 求め続けることは塩水と同じ飲んでも飲んでも渇きは癒されない愛を求めれば 周囲からエネルギーを奪う逆に愛...

○ 感謝から報恩

感謝はむずかしいまずは 気づけるかどうかだ自分が お世話になっていること与えられていること恵まれていること評価されていること「他人の世話にはならねえ」と豪語したくもなるが他人や社会のおかげで生活や仕事は成り立つさらには今日 生きて生命があること空気があり水があり太陽が燦燦と照っていること干天の慈雨も降る星空も台風ですら考えれば 全て与えられているこれに気づけるかどうかが 勝負だ一旦 気づいたならば...

○ 後は頼む

沖縄への特攻隊出撃前の何日かを女学生がお世話していましたこれから飛び立つ特攻隊員が「後は 頼みますよ」と 声をかけてきたそうです分かりましたご実家へのご通知ですよねそれを聞いた特攻隊員は破顔一笑して そんなことじゃありませんよ後の世のことですよそう 笑顔で言ったそうです自分たちは突っ込むことしか もう出来ないから後は 残る人たちに託すしかありません愛する祖国の行く末そこに住む愛すべき人々の未来「後...

○ ごみへの愛

私は なかなか物の処分ができません完全に使い切ってから 額にあてて感謝してから捨てています物にも意識があると 聞いたからですお師匠さんの かつての話 おおわらわで 実家の片付けをして多くの 粗大ごみが出たそうです普通ならば ごみですから裏口から 業者に引き取らせるのは当然その「ごみ」を きちんと綺麗に磨き上げ感謝して 玄関から送り出したのだそうですすると その日の夜誰か この世ではないモノが挨拶に...

○ 「咬ませ犬」と愛

戸川幸夫の動物文学に「咬ませ犬」という作品があります土佐闘犬の 咬ませ犬若い闘犬に 自信をつけさせるため無理やりに 負けさせられますその度に ボロボロになる身体とプライドそれでも 咬ませ犬は 戦士の本能で戦います悪い業者に 盗み出されて単に「咬ませ」の商品として扱われますがボロボロになった身体をその業者はビジネスライクに手当てしますもちろん 次回の「咬ませ」に使うためです業者の手に落ちる前の家では...

にじみ出る愛

○ にじみ出る愛慈愛に満ちている人はまとっている空気が違うその人が入ってくるだけで部屋の空気が変わるしどうしても その人と話したり一緒にいたりしたくなる甘やかされるからではない厳しい一言もあればたしなめられたりもするしかし その人から学ぶことも多く立ち居振る舞いまでまねをしたくもなるなにより表情が穏やかで眼がやさしいかつての知人に本当にそんな人がいた「愛」を 身をもって体現していた人だった絵空事や...

○ 必要なのは愛

分かっちゃいるけど やめられないこれが 人間の悲しい性である人として 取るべき道や心のあり方家族や仕事とのかかわり人類の歴史と同じくらい古くから 山ほど教えはあるだろうだが 知っていても 実践は難しいお経は読めるが 仏陀にはなれない祈りは捧げられるが 聖人にもなれない人間は 変わろうとしても限界があるしそう簡単に 変われるわけでもない多少 教わっただけで 簡単に結果が出るならば誰だって オリンピッ...

○ 愛を学びたくば

飲み屋さんで 学ぶことは多いみな 本当に大変な人生を送っている恵まれた人生の人も世界には いるのだろうがそれ以上に 苦しみの人生の中でもがきながら 必死に生きている人は多いそれを 飲み屋さんでは学ぶことができるのだ稼がずに 呑んでばかりいる旦那それを支えて パチンコで生活費を出す奥さん女性問題で 名誉も地位も 何もかも失った人外国から嫁いで 必死に生きている 女性みな とんでもない環境で家族愛や男...

○ 愛をもって撃て

映画「二〇三高地」の冒頭風吹きすさぶ 満州の荒野銃殺刑の場面です処刑されるのは 二人の日本人横川省三と沖 禎介シベリア鉄道の爆破を企図して捕縛されたスパイです柱に縛られた二人に対して最後の要望が訊ねられました沖は 一服のタバコを所望します横川は こう答えました私の胸のポケットには100ルーブル入っているこれを 貴国の赤十字に寄付されたい銃殺隊指揮官は皇帝陛下と臣民に代わって感謝すると銃殺隊に対して...

○ 愛の発露

心は磁石のように さまざまなものを引き寄せる友人だとて同じような仲間が集まるしいがみ合う家族にしても合わせ鏡に見える心に描いたビジョンは 実現するし潜在意識で願っていることはどうしても あらわになって動転してしまうだからこそ何を理想とするかが 本当に大事となる心が慈愛に満ち天と通じるがごとき人でもその理想の違いによってこの世では 幸不幸の両極端となる心に 常に十字架を抱いていればその愛の発露は 自...

○ 愛もどき

どうにも 自分の「愛」が うさんくさい人の目を気にしたり「ええかっこしい」だったり誉められたいとかはたまた 将来の「投資」だったりするこれって カッコは「愛」だが「取引」でしかない「善行」の「代償」を求めているわけだODAの「ひもつき援助」と一緒だまあ ありがたいことに全面的に「偽善者」とまでは行かなくて心によぎる「暗いささやき」あるいは「魔が差す」といったレベルなのが救いだまた 行為は「愛」でも...

○ 愛ゆえに

「10倍返し」が 流行り「千年許さない」隣国がいる他人を許すことは 本当に難しい 他人から 害され理不尽な 目にあい悲劇のどん底まで 落ちれば恨み心を持ってしまうことこれは 仕方がないだが 恨み心を抱いたまま一生を送っても果たして 幸福だろうか他者を「悪」だと裁き罵る人間その心は 平穏でもなく幸福でもないだろう罵る側も 罵られる側もともに地獄となるだから 神様は「愛」を与えられたそして 永遠に「許...

○ 勇者の愛

ずいぶんと以前の話です。結氷したポトマック川に、離陸直後の旅客機が、 墜落してしまいました。氷点下の水温の 川面から、かろうじて 救い出されたのは、わずかに 5名だけでした。しかし本当は もう一名、川面に浮いていた人がいたそうです。その男性は、救難ヘリから投げられた 命綱を、一度は 受け取りましたが、それを 他の人に渡しました。救難ヘリは 要救助者を吊り上げて、 河畔に下ろしたあと 急いで戻り、命...

○ 愛のバトン

「餓島」と呼ばれた ガダルカナル島でのことです2万の戦死者のうち戦闘で戦死したのは わずか5000名残りの15000名は 餓死しましたわずかな食料の有無が生死を分かち人間の 醜い面もそして 光る人類愛をもその両方が 見られたそうですその中の「極悪非道の岡部隊」の「ヒゲの鬼上等兵」と恐れられた 高崎伝上等兵の話ですある時 山中で かなり弱った兵隊に遭遇します懇願されたこともあって高崎上等兵は靴下一本...

○ 愛の言葉

世の中におべんちゃらを使う人は多い成功者であればあるほど有能であればあるほど下心を隠して利用しようと 忍び寄り言葉巧みに 褒めちぎる人そんな人が この世には群れなして生きているしかし本当に 愛がこもっている言葉は耳に痛いことが多い人は誰しも 完璧ではありえない永遠に向上を続ける旅人であるさすればその向上とは自己変革 自分を変え続けること脱皮し続けること痛みと苦しみを伴うだろうその手助けの「愛の言葉...

○ 愛に敵なし

知性的であること知識が豊富であることこれは素晴らしい物事を考える 下地になるだろう理性的であること判断力があることこれも素晴らしい客観的に 最適な行動を取れるだろう相手の 悪しき面が見える他者の 足らざる所が指摘できるそして これからどうなるかの予測「こんな風にダメだろう」とか「これは上手くいく」とかこのように知性と理性とに満ちれば全てが上手くいくそう考えるのが普通だろうしかし それは単なる机上の...

○ 愛別離苦

「愛別離苦」という 仏教の言葉がある「四苦八苦」の一つであり愛するものと別れる苦しみだ別れは いつでも悲しい子供たちの独立は 喜ぶべきことだろうが知人の旅立ちは やはりさみしい国内であれ海外であれ生きてさえいればまた再開の機会もあるが他界へ旅立たれては共に酒を酌み交わすわけにもいかないもしも 死して全てが終わるならその悲しみだけが 残るだろう感謝を捧げても愛惜の思いを抱いても絶対に届くことがないか...

愛の戦士

平馬康雄曹長は被弾した愛機を操りながら不時着できる場所を探しました 基地からは わずか数十キロですが もう愛機は 持ちません思わしい河川敷もないので点在する集落を避けて田んぼに不時着するしかありませんフラップはかろうじて開き後は、不時着のコースに障害物がないのを祈るのみでしたしかし どう考えても避けようがない障害物が軸線にありますエンジンさえ生きていれば いくらでも回避できますが ここで操作すれば失速...

○ 愛と悲しみ

亡き私の父の人生には艱難辛苦が 散りばめられていました小学生で両親を亡くして幼い弟妹と残され病気で勉学の道を閉ざされ障害も負います大東亜戦争に従軍してシベリアに抑留無事に日本に帰ってからも弟妹こそいるものの帰るべき場所もありませんようやく結婚して人並みの家庭を営むも待望の長男は 障害を持っていました(それで次男は こんなんです)あの旧約のヨブのようだそう評された方もいたくらいですこれだけ艱難辛苦が...

○ 愛は理解

他人に 理解されることこれほど 難しいことはない他人を 完全に理解することも できないし他人から 完全に理解されるなど ありえない残念ながら これが普通だ言葉を尽くしても理解されず行動を見ても誤解される大人たちに理解されない 若者たちが 捨て鉢に暴れ理解のない孤独に 大人たちは沈潜する人は 完全に理解されことなどないだろうしかし その思いを 受け止めてくれるだけでも人は 救われるその思い悲しみや苦...

○ 愛は魔法

世界は 悲しみと苦しみで満ちているあんまり辛いから 気が付かないことにしたりあえて無視したりする悲しみだけを直視したら生きてはいけないからだしかし 眼を背けようと他のことに没頭しようと世界の悲しみは 減ることはない自分の非力さを嘆き世界や人間の未来に絶望さえ感じるだが その白黒の絶望の世界にパッと花が咲いたかのような景色が広がることがあるそれが「愛」だ苦しみ悲しむ人々に差し伸べられる手その愛の魔法...